バレエと本校の方針

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「あらゆる芸術において生まれ持った素質はありますが、
何よりも大切で必要とされるのは『日々の努力、本人の向上心』です。
ダンサーを目指す生徒も趣味として続けていく生徒も、
心と仕草の美しい人になるように心掛け、
バレエを愛し、努力することを願っています。」

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中田 弥生


バレエとは
 オペラと混合した形態でイタリアに生まれたバレエは、貴族のステータスシンボルとしてフランス宮廷にもたされ、フランスにて独立したバレエ芸術として体系づけられました。
革命後、フランスのバレエが衰退し始め中心はロシアへと移ってゆき発達、完成されたバレエが世界中に広がっていった。

以上の歴史から、バレエ用語はフランス語からなっており、基礎はロシアのワガノワ式がもっとも完成度が高いと言われている。

バレエ芸術は言葉の助けを借りず、踊りによる表現がなされなければならない。
その為に、より表現力を付ける様、技術を修得する必要がある。

モダンバレエ、コンテンポラリーダンス、ジャズダンスなど、全ての基礎はクラシックバレエであり、現在、新体操・フィギアスケート等にも取り入れられている。


技術面
ワガノワ式を基礎とし、解剖学等のあらゆるデータを取り入れ、日本人の身体・体格に合わせたレッスンを行い、個々の特質を考慮し、身体に無理なくスムーズな成長を促す。
その結果、確固とした基礎を身に付け、あらゆる動きに対処できるダンサーの身体を作る。

精神面(情緒性)
舞台芸術というものを理解し、表現力という踊りでの中心になるべき感覚を軽視せず、教師や生徒間との心のふれあいから協調性や思いやりを育てる。
そして精神を安定させ、自己を確率し、素直な表現を引き出す。